Magpie セットアップ

このガイドでは、Aiberm を magpie のプロバイダとして追加する方法を説明します。一度追加すれば、Claude Code、Codex、Gemini CLI、OpenCode をはじめ、magpie が対応する他のエージェントすべてで Aiberm のモデルを選べるようになります。

magpie は、お使いのマシン上で動作するオープンソースのゲートウェイです(デフォルトは 127.0.0.1:3425)。OpenAI、Anthropic、Gemini の各 API に対応し、ストリーミングやツール呼び出しも含めて API 間を相互に変換します。エージェントは magpie とだけ通信します。Aiberm API キーは magpie 内に保持され、エージェントの設定ファイルには代わりにローカルゲートウェイのアドレスとローカルトークンが書き込まれます。

Info

このページは magpie の はじめに と magpie に追加 のドキュメントに基づいており、magpie 0.1.1276 で内容を確認しています。magpie は変更が速いため、アプリとこのページの内容が食い違う場合は、magpie 自身のドキュメントを正としてください。

前提条件

  • Aiberm アカウント(登録)
  • Aiberm API キー(キーを作成)
  • magpie 0.1.8 以降(インポートリンクに必要)

macOS、Windows、Linux 向けのダウンロードは ダウンロードページ にあります。macOS または Linux では、ターミナルからもインストールできます。

curl -fsSL https://usemagpie.ai/install.sh | sh

Linux では、GTK 3 と WebKitGTK 4.1 がある場合はデスクトップアプリが、ない場合はターミナル版がインストールされます。ダウンロード時に GitHub に接続できない場合は、プロキシを指定してください: curl -fsSL https://usemagpie.ai/install.sh | sh -s -- --proxy http://127.0.0.1:7890。

Aiberm のエンドポイント

プロトコルmagpie に入力する値備考
OpenAI Chathttps://aiberm.com/v1末尾は /v1 にする必要があります。magpie が /chat/completions を付け足します。
Anthropic Messageshttps://aiberm.com/v1 を付けないルートです。Claude Code セットアップ の ANTHROPIC_BASE_URL と同じ値です。
OpenAI Responses空欄のまま下記を参照してください。
Gemini空欄のまま下記を参照してください。

Chat URL と Anthropic URL の両方を入力します。Claude Code のリクエストはそのまま Anthropic URL に送られ、他のエージェントからの Claude モデルへのリクエストも magpie がそこへ送ります。それ以外のリクエストは Chat URL に送られ、エージェントが別の API を使う場合は変換されます。Aiberm のチャットモデルはどちらのプロトコルにも対応しています。

Responses URL と Gemini URL は空欄のままにします。Aiberm の Responses(/v1/responses)と Gemini(/v1beta)のエンドポイントはすべてのモデルを提供しているわけではなく、たとえば Claude モデルはこれらからは利用できません。これらの URL がなければ、magpie が Codex の Responses リクエストと Gemini CLI のリクエストを自分で変換するため、Codex と Gemini CLI で Aiberm のどのモデルでも使えます。

Tip

Codex で GPT モデルしか使わない場合は、Codex CLI セットアップ の手順で、Codex を Aiberm の Responses API に変換なしで直接接続できます。

方法 1: インポートリンク(推奨)

magpie をインストールしたマシンで、下のリンクを開きます。magpie に確認ダイアログが表示され、プロバイダ名、エンドポイント、API キーの入力欄が示されるとともに、プロンプトとキーがどのホストに送信されるかが警告されます。「追加」を押すまで、何も保存されません。

magpie に追加

このリンクには意図的に API キーを含めていません。公開ページに秘密情報を載せるべきではないので、ダイアログにご自身のキーを貼り付けてください。キーはお使いのマシンの ~/.config/magpie/providers.json にのみ保存され、読み取れるのはあなたのユーザーだけです。Web リンクはパラメータを # の後ろに置いており、ブラウザはこの部分をサーバーに送信しません。

デスクトップ環境がない場合(SSH 接続時など)は、同じパラメータをターミナル版に渡します。同じ概要が表示され、追加する前に確認を求められます。

magpie import 'magpie://import?name=Aiberm&id=aiberm&chat=https%3A%2F%2Faiberm.com%2Fv1&anthropic=https%3A%2F%2Faiberm.com&website=https%3A%2F%2Faiberm.com&keys=https%3A%2F%2Faiberm.com%2Fconsole%2Ftoken'

方法 2: アプリで追加する

  1. magpie を開き、プロバイダ に移動して + プロバイダを追加 を押します。
  2. カスタム(任意の互換 URL)を選びます。magpie には Aiberm のプリセットはありません。
  3. フォームに入力します。
項目値
名前Aiberm。magpie はここから ID aiberm を生成するため、エージェントにはモデルが aiberm/<model> として表示されます。
ベース URLhttps://aiberm.com/v1。API は OpenAI 互換 に設定します
APIキーAiberm API キー
その他のエンドポイント → Anthropic URLhttps://aiberm.com
その他のエンドポイント → Responses URL、Gemini URL空欄のままにします。API を検出 で入力された場合は消去してください。
モデル空欄のまま
  1. 保存します。magpie は https://aiberm.com/v1/models にリクエストし、返されたモデルをすべてのエージェントのモデル選択に表示します。保存前に モデルを取得 でエージェントに見せるモデルを選び、モデルをテスト でキーと URL を確認できます。

「モデル」を空欄にすると、一覧は /v1/models から取得されるため、Aiberm が後から追加したモデルも、モデルを再取得する(または magpie provider refresh aiberm を実行する)と表示されます。一覧にはキーで利用できるすべてのモデルが含まれ、その中にはコーディングエージェントでは使えない画像・音声・埋め込みモデルもあります。必要なものだけを選んでください。自動で取得した一覧が正しくない場合にのみ、カンマ区切りの一覧を設定します。モデル ID は 料金ページ と モデル一覧 に掲載されています。たとえば claude-sonnet-5-5、gpt-5.6-sol、google/gemini-3.1-pro などです。

エージェントごとにモデルを選ぶ

エージェント を開きます。各行は、このマシンにインストールまたは設定されているエージェントです。モデルをクリックして aiberm の下から選ぶか、aiberm/ に続けてモデル ID を入力します。

magpie claude aiberm/claude-sonnet-5-5
magpie codex aiberm/gpt-5.6-sol
magpie opencode aiberm/claude-sonnet-5-5
magpie gemini aiberm/google/gemini-3.1-pro

magpie が書き換えるのは、自身が管理する設定項目だけです。エージェントの設定にあるコメント、並び順、インデントはそのまま残ります。すでに実行中のセッションは、開始時のモデルを使い続けます。変更を反映するには 新しいセッションを開始 してください。Codex の場合は、起動時にモデル一覧を作成するため、Codex アプリも再起動してください。

エージェントmagpie が書き込む内容
Claude Code~/.claude/settings.json の env ブロックに、ANTHROPIC_BASE_URL(Aiberm ではなくローカルゲートウェイ)、ANTHROPIC_AUTH_TOKEN(Aiberm のキーではなくローカルトークン)、モデル関連の変数を書き込みます。
Codex~/.codex/config.toml にゲートウェイのアドレスとモデルを、magpie-models.json にモデル一覧を書き込みます。ChatGPT のサインインはそのまま残ります。
OpenCode、Pi、Crushmagpie という名前のプロバイダエントリを追加し、モデルを magpie/aiberm/<model> に設定します。
Gemini CLI~/.gemini/.env に、ゲートウェイを指す GOOGLE_GEMINI_BASE_URL とローカルの API キーを書き込み、API キー認証を選択します。Google のサインインは保持されます。

元に戻すには、エージェント本来のモデルを選ぶか、magpie claude default を実行します(claude はエージェント名に置き換えてください)。magpie は書き込んだ内容を削除し、置き換えた値を元に戻します。

すでにエージェントを Aiberm に直接接続している場合

magpie のために ANTHROPIC_BASE_URL や OPENAI_BASE_URL を export する必要はありません。magpie が各エージェント自身の設定にゲートウェイのアドレスを書き込みます。

  • Claude Code または Codex を設定ファイルで設定している場合(Claude Code セットアップ と Codex CLI セットアップ の手順): 何もする必要はありません。magpie は必要な値だけを置き換え、magpie <agent> default で元の値に戻ります。
  • Claude Code を export、setx、または Windows のユーザー環境変数で設定している場合: そのままで構いません。Claude Code は ~/.claude/settings.json の値を優先するため、magpie を使っている間は magpie の設定が有効になります。magpie claude default を実行すると、Claude Code は環境変数の設定に戻り、Aiberm に直接接続します。

使用中の注意点

  • magpie を起動しておく必要があります。 ウィンドウを閉じても、メニューバーまたはシステムトレイに残ります。magpie tray はアイコンだけを起動し、magpie serve はゲートウェイだけを実行します。ウィンドウを開かずにログイン時に起動するには、macOS または Linux では magpie daemon install を、Windows では magpie autostart on を実行します。

  • キーは magpie にだけ追加してください。magpie はシェルの環境変数から API キーを読み込みません。

  • プロキシアプリ(Clash、Surge、mihomo などのツールで、システムプロキシ、TUN、拡張モードのいずれかを有効にしている場合)は、127.0.0.1:3425 への通信を横取りすることがあります。エージェントが 502 を返し、そのリクエストが magpie の ルーティング タブに一度も表示されない場合は、ローカルアドレスを直接接続させるルールを、他のルールより前に追加してください。

    IP-CIDR,127.0.0.0/8,DIRECT,no-resolve
    IP-CIDR6,::1/128,DIRECT,no-resolve

    Clash または mihomo の設定では、同じ行を rules: の下に、それぞれ - で始めて記述します。

  • 使用量 タブに集計されるのは、ゲートウェイを経由した呼び出しだけです。エージェントが Aiberm に直接送った呼び出しは含まれません。プロバイダに独自の価格や価格倍率を設定していない限り、magpie はモデル提供元の定価でコストを見積もるため、Aiberm の実際の請求額を大きく上回ることがあります。実際の請求は Aiberm コンソール で確認してください。

オプション: 複数のキーまたはフォールバック

1 つの Aiberm アカウントの API キーは、すべて同じ残高を使います。残高がなくなると、そのアカウントのキーはすべて同時に失敗するため、同じアカウントのキーを増やしても残高切れに対するフォールバックにはなりません。複数のキーが役立つのは、キーがそれぞれ別の Aiberm アカウントのものである場合や、コンソールで個別のクォータ上限を設定したキーがあり、それを使い切ったら次のキーに引き継ぎたい場合です。

複数のキーを使うには、Aiberm プロバイダの「APIキー」欄に、カンマ、スペース、改行のいずれかで区切って貼り付けます。最初のキーから先に試されます。次に、リクエストの振り分け方法を選びます。

ルーティングAiberm キーでの動作
スマート(デフォルト)キーには比較できるサブスクリプションの残量がないため、入力した順に試されます。失敗したキーはしばらく休止し、次のキーが応答します。
順番失敗する、クォータを使い切る、またはレート制限を受けるまで最初のキーを使い、その後は次のキーに移ります。
交互会話のターンごとに次のキーへ送り、負荷を分散します。
重み付け各キーの横に設定した重みに応じてリクエストを振り分けます。

magpie は、エージェントにまだ何も送信していない限り、401、403、429、5xx などのエラーで次のキーに切り替えます。「使用量が最少のものを優先」と「週ペース」は主にサブスクリプション向けで、キーに対しては直近のトークン使用量を比較するだけです。「スマート」以外のモードはすべて magpie の組み込み rotation プラグインによるものです。「スマート」しか表示されない場合は、このプラグインを有効にしてください。

より一般的なのは、プロバイダをまたいだフォールバックです。まずサブスクリプションを使い、使い切ったら Aiberm を使います。ルーティング タブでグループを作成し、サブスクリプションのモデルを 1 番目、Aiberm のモデルを 2 番目に置き(たとえば Claude プランのモデルの次に aiberm/claude-sonnet-5-5)、エージェントの接続先を group/<id> にします。最初のメンバーがクォータ切れ、レート制限、または停止中の場合、magpie はエラーがエージェントに届く前に、そのターンを次のメンバーに送ります。また、2 つのプロバイダが同じモデルを提供している場合、magpie は group/auto-<model> を自動で作成します。

復旧とトラブルシューティング

症状対処
確認ダイアログが開かないmagpie がインストールされていて、バージョンが 0.1.8 以降であることを確認してください。インストールされていない場合は、Web リンクからまずダウンロードが案内されます。それ以外の場合は、プロバイダを手動で追加してください。
モデル一覧が空Aiberm プロバイダを開いて モデルをテスト を実行します。キーが有効で、ベース URL が https://aiberm.com/v1 であることを確認してから、モデルを再取得してください。
エージェントが古いモデルを使い続ける現在のセッションを終了し、新しいセッションを開始してください。Codex アプリも再起動してください。
401キーが間違っている、削除された、期限切れである、またはキー個別のクォータ上限を使い切っています。APIトークン で確認し、有効期限を延長する、上限を引き上げる、または新しいキーを作成して magpie で置き換えてください。エージェントの設定内のトークンは編集しないでください。
403多くの場合、アカウント残高が不足しています。チャージ してから再試行してください。新しいキーを作っても解決しません。それ以外では、キーにそのモデルの呼び出しが許可されていないか、キーの IP 許可リストにこのマシンが含まれていません。キーの設定を確認してください。
503 と model_not_foundモデル ID が間違っているか、そのモデルに現在利用可能なルートがありません。料金ページ で ID を確認するか、別のモデルを選んでください。
削除したいまず、aiberm/ モデルを使っている各エージェントで magpie <agent> default を実行してから、プロバイダ で Aiberm を削除します。先にプロバイダを削除すると、magpie はそれらのエージェントを、別のプロバイダの同名モデルか、各エージェントのデフォルトに切り替えます。

その他のエラーコードについては、エラー処理 を参照してください。magpie 自体のドキュメントは はじめに と magpie に追加 にあります。